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1928年 純銀に手彫りも加えたギヨシェの手鏡 スターリングシルバー925 guilloche ハンドミラー William Comyns 英国 Richard Comyns

1928年 純銀に手彫りも加えたギヨシェの手鏡 スターリングシルバー925 guilloche ハンドミラー William Comyns 英国 Richard Comyns

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カテゴリ:
厳選アンティーク手鏡・鏡台まわり・宝石箱
商品No.
C927

アンティーク彩門 ヴィンテージ・コンパクト 希少品,レア品,アールデコ,Art Deco,ArtDeco,アール・デコ,Flapper,フラッパー,Edwardian era,エドワーディアン
写真のあとに説明文章を掲載しております
































あでやかなピンク色のハンド・ミラー。純銀とギヨシェの堂々とした手鏡です。特にギヨシェは手彫りが加わった格別な仕様になっています。

本体の銀をエンジン・ターンと 手彫りで彫刻 してから、薄いピンクのガラス釉薬を焼き付けています。温かみある繊細な銀の質感が、薄いガラス質を透して伝わってきます。素晴らしい効果を発揮しています。

銀は英国ロンドンのコミンズ社によるスターリングシルバー(シルバー925)。1928年の製造の刻印をもっています。

90年近い月日を経たお品としては良く保たれております。手彫りギヨシェはめったにない格別なもので、最大の見所です。


銀に多彩な浮きだし刻印で模様を付けていくのは、技術の要るテクニック。このブランドの創業者 William Comyns(ウィリアム・コミンズ)はその工夫に秀でた人物だったそうです。彼の二人の息子達も、父同様に事業に熱心でした。このブランドの歴史は、父ウィリアム、息子達(チャールズとリチャード)の名前で知られています。
  William Comyns
  William Comyns & Sons
  Charles & Richard Comyns
  Richard Comyns
がブランドの変遷で、Comyns の名はアンティーク・シルバーの世界でよく知られています。

ここでご紹介するピンクギヨシェの手鏡は、兄弟チャールズの死後、亡き父の事業を一人で切り盛りすることになったリチャードの時代のお品です。ホールマークには「RC(盾のマーク内にRichard Comyns)・ライオン(イギリス)・レパード(ロンドン)・小文字の n (1928年)」とあります。

製法手順の最初は、本体の銀の彫刻です。彫刻はふつう(あとで釉薬をかける製品の場合はほとんどが)エンジン・ターンで行います。熟練を要する、難度の高い技術で、極細タガネで機械切削していく彫刻です。より細かければ、より美しく見えるため、細かく彫ることが求められます。下から6枚目の写真で、屋根瓦のように連なる規則的な彫刻は、「瓦」の一枚が2ミリ×3ミリの大きさ。その外周の斜め格子の部分は、さらに繊細で、1ミリ以下の単位で彫られています。

が、この手鏡はそれだけではありません。シルバースミス(銀細工師)の誇りをかけて Richard Comyns はこのエンジン・ターンに手彫りを加えました。そこから生まれた「繊細」と「大胆」の対比はどうぞ写真でご覧ください。下から6枚目、下から7枚目です。黒い文字で説明を入れております。「秩序」と「跳躍」の対比とでも申しましょうか…。ここまでがギヨシェと呼ばれる技法についてのご説明です。

次の工程はこのギヨシェにガラス釉薬をかけて焼く作業です。下の彫刻を透かし見せるために、均質に、薄く、ガラス釉薬(エナメル)をかけて焼きます。「釉薬をかける→焼く」の工程をくりかえし、透明感と堅牢さを両立させていく作業です。これも高度な技術が必要で、バスタイユ(basse taille)技法と呼ばれます。ガラス釉薬の色合いが薄ピンクですので、優美な印象に仕上がっています。

このガラス釉薬は、はみ出しなどしておらず、きっかりとした輪郭を持っています。またフチに出やすいカケやワレもありません(フチは釉薬が垂れ落ち、釉薬が薄くなる所です。それでどうしても経年によってカケやワレが出てきやすくなります。逆にこの釉薬の薄さや色の変化を好むコレクターもいます)。その意味で、この手鏡は細心の注意を払って作られた、格別なものです。

以上のように、ギヨシェ(彫刻)とバスタイユ(釉薬焼成)、二つの技法で出来た製品を、一般に「ギヨシェ」と呼び習わしていますが、実際には複数のテクニックが総合されたものです。釉薬を透して光が彫刻に当たりますと、浅い刻みが繊細に光ります。特に土台が純銀ですので、温かな質感、繊細な白さが釉薬を透して伝わってきます。新雪に朝日が当たったような、えもいわれぬ美しさです。

鏡のコンディションはまずまず良好です。年代によるくもり(薄い白灰色)はどうぞ写真でご覧くださいませ。8枚目と9枚目です。重厚な面取りも、この製品の仕様に合った、スペシャルな作りです。

本体と鏡の固定は、8本のボルトで行っています。そのうちの1本が抜けていますが、残る7本で十分な強度を保っています。下から3枚目の写真でご覧ください。右下に矢印を付けたところが抜けた箇所です。

ギヨシェ・ミラーはガラス釉薬がかかっていますので清潔です。化粧成分が付いてもすぐに取れます。そして堅牢で、キズが付きにくいのが魅力です。そうした実用面での良さもあわせ持っています。


【 説 明 】
90年近い月日を経たお品でございます。

ピンク色のギヨシェはよく保たれています。わずかな小スレはございます。

スターリングシルバー(シルバー925)は小さなクボミなども見えず、よく保たれています。小スレはございます。

鏡(等倍鏡です)はまずまずよく保たれています。お顔は良く見えますが、鏡をタテに持った場合の右3分の1程度に、薄い白灰色が見えます。これは鏡の背面の劣化によるものです。鏡の表面はスレ程度で保たれています。

鏡固定の8本のボルトのうち、1本が欠けております。固定には残る7本で十分な強度を保っています。下から3枚目の写真でご覧ください。右下に矢印を付けたところが抜けた箇所でございます。

(まもなくアンティークとなる年月を経たお品のコンディションを申し上げております点、ご了承賜りますようお願いいたします)

【 サイズ 】
横幅… 11.3 cm  ハンドルを含む長さ… 25.2 cm
厚み… 1.1 cm   重さ… 360 g

【 お届けについて 】
安心・確実な「玄関でお手渡し」の日本郵便ゆうパックにてお届けいたします。配達希望時間の指定ができます。ご面倒ですが対面でのお受け取りをお願いいたします。ご不在の場合は不在票が入ります。

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