ボルプテ VOLUPTE 未使用品 特注新品ミラー 価値あるエンジンターン 線彫り ミッドセンチュリーの美学 アッパークラスの洗練 ラインストーンのモチーフ お粉用コンパクト

VOLUPTE の「側面スカラップ形」コンパクトをご覧ください↓


１．「VOLUPTE 側面スカラップ　価値あるエンジンターンに輝くモチーフ」（お粉用）
２．「VOLUPTE 側面スカラップ　カメオのモチーフにラインストーン」（お粉用）
３．「VOLUPTE 側面スカラップ　手彫金も加わったシルエットデザイン」（お粉用）


目利きの女性達に選ばれるために、ボルプテ（ VOLUPTE ）が総力が注いで作った品です。

とくに側面のスカラップ加工は、この後のラインナップにも採用されて VOLUPTE の切り札となったものです。

このコンパクトは ルースパウダー（粉おしろい）に対応する ヴィンテージ・コンパクトです。実用にも適しています。（実用方法はこちらをどうぞ）

1950年代に、アメリカの VOLUPTE（ボルプテ）社によって製造されました。 鏡は 特注新品ミラー に付け替えております。安心して永く実用いただけます。（交換の様子はこちらをどうぞ）

入荷時、このお品は未使用でした。さらに気持ちよくお使いいただけるよう お粉の場所は、清潔な現代の新品の素材を用いて、丹念にメンテナンス いたしました。


1950年代、イギリスもアメリカも、コンパクトの各ブランドはアイディア競争、メカの競争で「熱くなって」いました。そんな中、競争の熾烈なアメリカにおいて、抜きん出ていたのが VOLUPTE です。顧客層をアッパークラスに定め、エンパイアステートビルにもショップを出して、世界中から来る富裕層に向けて販売するなど、高級路線で快走していました。

目利きの女性達に選ばれるために、ボルプテは「美へのこだわり × 企画力 × デザイン × 技術力」＝VOLUPTE の公式を守り続けました。

このお品も、しっかりとしたデザインと技術力に裏打ちされています。デザインはシンプルで完璧です。長方形にシャープな線彫り。これはハンド・エンジンターン（熟練職人による精密な線彫り）です。

このパラレルクロス・パターン（井桁文様）の中央にはブローチ風の飾り。この飾りの位置が多少「中央」からずれているように感じるのですが、ラインストーンを中心に考えると、まさに「中央」です。

ラインストーンの一番大きなものは、キラキラと輝きまばゆいほどです（カメラのレンズを通すと、輝きのプリズム光はうまく写らず、残念です）。

以上の２つ、シャープな線彫りとラインストーンの飾りだけでも大きな見所ですが、コンパクトを開けると、最大の見所が用意されています。２枚目・３枚目・４枚目の写真でご覧いただけますが、側面のスカラップ加工です。

こうした側面装飾は VOLUPTE の傑出した技術力をあらわしています。天面側のスカラップと、底面側のスカラップがピタリと合致しなければ、目を見はる美しさにはならないからです。上下の整合の精度が素晴らしいのです。

そればかりでなく、コンパクトを開ききったときの蝶番あたりの整合の精密度も最高です。下から５枚目の写真をご覧ください。この写真では底面のコンディションもご覧いただけます。そのほか金属加工のいろいろは６枚目・７枚目の写真に説明を書き入れております。

コンパクトの内部は大変良好に保たれています。お粉の場所は未使用です。ここをさらに気持ちよくお使いいただけるよう、丹念にメンテナンスいたしました。実用に大切な鏡は、特注新品ミラーに付け替えております。

どんなシーンでも、どの角度からも、素晴らしい存在感を発揮します。エレガントでスタイリッシュ、クールなお品でございます。


ニューヨークのメインストリート、五番街。トレンドの最先端をゆく一流品がならぶ Fifth Avenue。VOLUPTE はその347番地にありました。

VOLUPTE の魅力はデザインの幅の広さ、そして技術力です。1930年代の製品にはハリウッド女優を宣伝に起用したゴージャスなデザインが、1940年代にはパレット型デザイン・竹デザイン・手のデザインが次々とリリースされました。

この「手のデザイン」は VOLUPTE の代表作となったものです。世間をアッと言わせた VOLUPTE 黒手袋を着けた手のデザインのコンパクト 、VOLUPTE 白手袋の手のコンパクト（SOLD OUT ）は「直線のない、曲線だけで出来たコンパクト」です。

1950年代に入るとエレガンスへの回帰を意識したデザインが並びます。どれもがアッパークラスを意識したデザインで、精度の高い作りです。

【 サイズ 】
7.9 cm × 6.0 cm　厚さ… 1.6 cm（飾りの高さも含む）